アルバイトから正社員について

人生最初のアルバイト

アルバイトというと思いだすのが、自分が人生で一番最初にしたレジ打ちのアルバイトです。高校時代最後の春休み、卒業を待つ間の一ヶ月間だけのものでした。当時のレジはまだ手打ちがほとんどで、スーパーの食品売り場のレジ打ちと言えば職人技、と言わんばかりの難しそうな仕事でした。実際、とても大変で、とにかくいろいろ覚えなくてはいけないので、いつも緊張していました。たとえば青果は何番、鮮魚は何番、お菓子は何番、といったコードが決められていて、値札シールのついていないものはレジ脇に貼ってあるチラシをみて入力するとか、なかにはこれはなんていう野菜、みたいなものもあって、わからないときはヘルプを呼んで指示してもらうのです。

そのあいだにもどんどんレジの列は伸びてゆきます。突き刺さるお客の視線は怖いものでした。素早くレジを打ちながら同時に手際よく商品をバスケットにつめてゆくのです。この作業だと本当に一時間が限界で、現金を扱うということもあり、すべてのレジ係は一時間交代と決められていました。とにかく今のレジも大変ですが、当時のレジはとんでもなく難しいものだったのです。そんな仕事をおそらく最初の二三日で研修を受けて、その後現場に立たされて、の仕事は我ながらよくやった、と思います。それからもレジを使う仕事はしましたが、とにかく食品レジをやったあとではどんな仕事も楽に思えたのです。ある意味感謝です。

Copyright (C)2017アルバイトから正社員について.All rights reserved.